腐ってやがる・・・ぷログ -3ページ目

腐ってやがる・・・ぷログ

オタク系海洋生物ぷログです。

ぷっとしたログだからぷログ。

時々、というか度々ネタが生えてきます。
未だにふなっしー依存気味。

シルバーブルーメ

今回は、ウルトラマンレオ40話に登場した円盤生物シルバーブルーメです。

防衛組織MACの基地を食べてしまったことで知られる怪獣です。


今回のシルバーブルーメに関しては、実は紅月せなさんに、作っている旨を伝えたら、アブソーバ、ハングラーは好評だったのですが、シルバーブルーメに関しては失敗していると。

実際ドゴラ(東宝のクラゲ型宇宙怪獣)以来の透明な怪獣を産み出そうとしていたわけで、彼女もその意欲そのものは理解できると(後日、円盤生物編の路線変更も失敗であると)。

実際、その指摘は事実でして、製作スタッフも透明な怪獣を創造しようと試みて、技術的限界で妥協した感もあり、例えばMACステーションを食う場面で使われるミニチュアはクリスタルのように透明なシルバーブルーメが体内に消化液らしきものを循環させていたりするのですが、途中で辛うじて透けたものになってしまいます。

そんな妥協がみえるのでブルトンのようなオブジェ系怪獣といわれても、そういう風にしか出来なかっただけなんじゃないかなあという気もします。

前々回のアブソーバみたいに無機物と有機物の融合というにはビミョーという感じもあります。

とはいえ、失敗もまた作品の足跡なので。


さて、前置きが長くなりましたが、素材は樹脂粘土。

模型店で見つけたレジックスという透けた粘土です、これはいいと試してみました。

今までのパテや粘土の怪獣と違います、芯は小さなペットボトルに窓みたいな部分はブリスターパックを切り抜いたもので、工作のようです。

また、試行錯誤の妥協は理解していたので、少しリアルなアレンジでもしようかともくろみましたが、いいアイデアもなく、そのまま作りました


製作期間は一ヶ月半未満ぐらい。

正直形にはなりましたが、粘土消しゴム製の触手も含めて、これは・・・。

見た目を繕ってるだけで結構ボロボロなんで。


ただ、私の挑戦もひとつだけ得るものがあり、それは樹脂粘土という素材でした。

折れにくいので、細い部品やトゲなどにうってつけなのです。

たとえば、今まで改造で使ってたパテや石粉粘土ではボッキリいきそうな部品もある程度の耐久性を獲得させられそうなのですね。

基本的にスィーツデコに使う材料らしく、ダイソーで売ってる樹脂粘土でも結構使い物になるのですが、かつて怪獣製作や改造に使う人はいなかったと思われ。

以後の怪獣には、多用してるのです。



粘土造形


怪獣フィギュア製作の材料について書くこのコーナーですが、今回は石粉粘土です。

紙粘土の一種というか、厳密には違うけど混同されています。

手芸店や模型店、百円均一のお店にもあります。


ところがこの石粉粘土は種類があるので、それぞれ紹介します。


きめの荒い石粉粘土、フォルモやラドールなどがこちらに相当します

きめが荒く大雑把な造形に使います、本体とかに主に使うのですが、百円均一で売られる石粉粘土は大体このレベルです。

美少女フィギュア造形には向きません。

値段も手ごろなので、造形を試すのに最適。

学生時代はスーパーの文具店や手芸店で売っていたので、よく色々つくってました。


パジコ アーチスタフォルモ 500g ホワイト/パジコ(PADICO)
¥276
Amazon.co.jp


そしてもうひとつ

きめのこまかい石粉粘土、ファンドやマイネッタなどに相当します。

百円均一でもセリアやキャンドゥの手芸売り場で売ってる凄く少ない量の石粉粘土はこちらです。

しかもセリアのこの粘土、品切れが多く、普通に手芸店や模型店で買った方が早いです、少し高価だけど。

コシが強く、きめ細かく、手が汚れにくく、細密な造形に向きます。特に美少女フィギュア向き。

ただ、このレベルの粘土でファンドは扱いやすいんですが、マイネッタを買ったときは固すぎて、これダメだと思ったんですが、ネットで見たら、暖めるとやわらかくなるという、粘土らしからぬ性質を知り、数秒間レンジでチンすると、やわらかくなったので造形できたんですが、割と早く硬くなります。

昔、この粘土でガルバルディβ(モビルスーツ)を作ったモデラーもいました(もっとも型どりして、レジンパーツにして仕上げていましたがパーツ単位での原型はファンドです)。


高級石粉粘土 ニューファンド[クレイクラフト/粘土/ねんど/石粉粘土]/アートクレイ㈱
¥397
Amazon.co.jp
[マイネッタ] 石粉粘土/Nisshin associates
¥421
Amazon.co.jp


今回の自作怪獣フィギュアは、ウルトラマンレオ46話に登場した、円盤生物ハングラーです。


襲撃。

見ての通り、アンコウみたいな怪獣ですが、こんななりでも円盤生物なので飛行形態に変形というか丸まるというか。

円盤生物にも着ぐるみのやつもいて、ハングラーは着ぐるみですね、チョウチンアンコウみたいに頭の発光体を信号に見せて、口の中に自動車を誘い込む、という話ですがこんなもんすぐばれるわーって実際近くまできたら、磁力か引力で強引に吸引します。


ハングラー

今回のハングラーは製作期間が大体二ヶ月。

口の中に歯とかあると工作が増えますね。

材料は、石粉粘土という粘土です、高級な紙粘土ぐらいに思ってください。

アンコウに似た怪獣なのですが、飽くまで似たという点を踏まえて、蛙のような体型にアレンジしましたが、顔は似せたつもりです。特に額にある小さな角は分かりにくく、あとから気づいてつけました。

素材は、シルバー◎ルーメと平行して作っていたので、最初こそ石粉粘土で作ってましたが、細部に折れにくい樹脂粘土を使い始めました、途中から変更したので一度製作した背中のトゲをもいで、新たに樹脂粘土のトゲをつけるという泥縄。


しかも、完成したあとに見ると、とげが明らかに少なかったんですが、うーん。